善本琢路と黙秘権

こんにちは、善本琢路です。

日本には黙秘権というものがありますよね。黙秘権とは、刑事事件の際に警察から受ける取り調べ時や裁判の時に一切喋らずに沈黙を続ける権利であり、憲法や刑事訴訟法で認められているんですけど昔この権利について注目されたある事件があります。

城丸君事件と言って当時９歳の城丸秀徳君が行方不明になり、２年後、ある農家の納屋から城丸秀徳君のものとみられる遺骨が発見されたのですが当時の技術では身元の称号が出来なかったそうです。

ですがその納屋の所有者のＫという女性の関与が疑われて逮捕されましたが証拠不十分で逮捕されず。で、十数年経った後、技術が発達しＤＮＡ鑑定をしたところその遺骨は城丸君のものだと判明。時効直前で、逮捕されましたが結局裁判では無罪判決が出ています。

このＫが関わったことは明らかですがＫは検察からの質問に全て黙秘を続けました。挙句裁判所側は、「黙秘を続ける被告人に対し質問を続けることは、被告人の黙秘権を危うくするもので疑問」と表明したとのことで...結局この事件は何一つわからないまま未解決事件になってます。

弁解も何もしないっておかしいですよね。しかもこの事件、Ｋは賠償金を要求して800万円を受け取ったそうで...なんだかやるせない話だなと思いました。